さまざまなプロモーション施策があるなかで、ラジオを活用するときのポイントとはなんでしょうか?
そのヒントを今回株式会社ハルメク様に伺ってきました。
カギはパーソナリティとリスナーとのシナジー。ファンベースマーケティングともいえるラジオの活用法がそこにはありました。
50代以上の女性が、人生の後半を元気に前向きに暮らせるようお手伝いするために、雑誌『ハルメク』の出版事業をはじめ、イベントや講座、商品開発など幅広い事業を展開しています。
そのなかで私は、定期購読誌『ハルメク』をよりたくさんの人に届けるためのプロモーションやマーケティングなどの業務を行っています。雑誌は、ハルメクの世界を楽しんでいただくための第一歩。プロモーションを通じてまずは雑誌を購読いただき、ファンを増やすというのが重要なミッションです。
これまでは新聞広告を中心にターゲット世代へのプロモーションを行ってきましたが、メディアが多様化する中で、新たな打ち手が必要だと感じています。特に、認知拡大やお申込みなどそれぞれの役割に合わせたメディアの発掘・育成が、大きな課題です。
ここ一年ほど、ニッポン放送さんには、販促を強化するタイミングに合わせて、生CMと「上柳昌彦 あさぼらけ」のタイアップコーナー枠に出稿させていただいています。
「あさぼらけ」では、編集長の山岡が出演し、パーソナリティの上柳さんとハルメクの誌面やステキな歳の重ね方について語っています。
これまで、ラジオにおける雑誌のプロモーションの課題はふたつあると考えていました。
ひとつめは、雑誌は他商材に比べて音声のシズル感が伝わりづらいということ。
もうひとつは、年間定期購読というシステムの魅力が数十秒のCMでは伝わりづらい、ということ、です。
この課題に対して、「あさぼらけ」のタイアップコーナーが解決してくれるんじゃないかと思ったのです。
生CMでリスナーへの認知を深め、「あさぼらけ」で臨場感をもって特集や定期購読の魅力を伝えることで、うまくお申込みに繋げられるのではないかと考えました。
また、何より決め手になったのがパーソナリティの上柳さんの存在です。以前から『ハルメク』を好きでいてくださって、収録に行くと雑誌には上柳さんがつけたふせんがびっしり(笑)。そんな上柳さんの熱量や探求心が、シズル感の足りなさを言葉で補い、リスナーの方を高揚させてくださるのだと思います。
『あさぼらけ』パーソナリティの上柳昌彦と、ハルメク 山岡朝子編集長
ニッポン放送の営業さんは皆さんとても熱心です。正直、いつもいつも結果が良いわけではないんですけど、悪い時も真摯に向き合ってくださるのがありがたいです。
担当営業さんと電話していると、同じ部署の人間からすぐに「ニッポン放送さんでしょ?」とバレます(笑)。それくらい、熱をもって細かく対応いただいている印象です。
また嬉しいことに、読者の方から「ラジオ聴きました!」というご連絡をいただくことが多いです。メディアの人数比としては、結構多いと感じます。
実際、編集長の山岡もイベントでリスナーの方から「あさぼらけをきっかけに購読を申し込んだ」と声をかけられたこともあるそうで、ラジオの良さを感じました。
皆さんご存じだとは思いますが…ラジオってリスナーさんがアツいんですよね。普通のメディアと比べてものすごく熱量が高く、一度ファンになったら離れない。我々としてはそこに、上柳さんという出会いがあったおかげでシナジーが生まれました。
ひとえにラジオ、といっても番組によって全然リスナーが違うので、どの業種・業態にも相性のいい番組があると思います。そういうところを見つけて、チャレンジするのが良いと思います。カチッとハマった瞬間のシナジーはとても大きいと思いますよ。